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消防士の夫と3人の子供たちと過ごす毎日で起きるホットでクールな話をご紹介していければと思っております

小麦アレルギー克服。~喘息&小麦・乳・卵アレルギーの息子~

こんにちは。ユッチーです。

 

今日は、もうすぐ3歳になる息子のアレルギーについて少し書かせて頂きます。

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よく食べながら寝てしまっていた息子・・

 

 

気付いたきっかけ

生後3か月頃、授乳時 

 なにかおかしいな?と最初に気づいたのが、生後2~3か月頃のことでした。次女も産まれた直後から乳児湿疹がひどかったのですが、息子は更にひどく、顔や頭もたくさん湿疹がでていました。

特に私が乳製品、卵料理を食べると、明らかに湿疹は悪化していて、卵のときは翌日耳切れしていることが多いと感じました。

首や手足の関節の部分も結構荒れてしまっていて、嫌なにおいがしていました。

医師の見解

かかりつけの小児科でも、少し遠くにある口コミのよい皮膚科でも決まって言われるのは「母親の食べ物とアレルギーの因果関係はない」でした。処方されるのは、保湿剤のヒルドイドと、プロペト(ワセリン)、ステロイド(顔はロコイド、頭と身体はリドメックス)だったので、ひたすらそれでしのぐ状態が続きました。

母である私は気にせずなんでも食べていいと言われてはいましたが、息子の荒れた肌を見ているのがつらかったので少なからず影響があるのではないかと思い、自己判断で乳製品と卵はなるべく控えた食生活を送っていました。

最初のアレルギー反応

まさかの小麦だった

はじめてアレルギー反応が出たのは息子が5か月半くらいの頃、離乳食でパン粥をあげたときでした。もともと私はパンが大好きで自宅でもしょっちゅうパンを作っており、この日食べさせたのもなるべくシンプルな材料(乳・卵不使用)で作った白い丸パンでした。本来であればごく微量から始めるべきだったのですが、パンひとかけを水で溶いたものを数口食べさせてしまったのです。最初はおいしそうに食べていたので喜んでいたのもつかの間、

息子は急にせき込み始め、3~4回程嘔吐し、顔や体に蕁麻疹がでました。アレルギー反応を見るのは上の子たちも含め初めてのことだったので、とてもびっくりして、ただただ自分を責めました。苦しそうにしながらも次第に眠ってしまい、蕁麻疹などの症状は2時間程で徐々におさまっていきました。たまたま病院の休診日だったこともあり、翌朝病院で診察を受け、アレルギー検査をしてもらったところ

 

・小麦 ランク3

・乳  ランク3

・卵黄 ランク2

・卵白 ランク3

 

という検査結果でした。ランクは6段階あり、ランク3であれば成長につれて治っていく可能性が高いと言われたので、あまり気を落とさず、代替え食品で乗り切ろう、と前向きに頑張ることにしました。

血液検査の数値だけがすべてではない

まぎらわしいのが、血液検査の数値だけではアレルギー確定にはならないということです。例えば数値としては現れるけどアレルギーの症状はではい場合、反対にアレルギーの症状は出るのに検査しても数値は出てこない、という場合もあります。

なので息子の場合、検査を受けた生後5か月の段階ではアレルギー症状と数値両方が出て確定したのは小麦のみ。検査を受けていない卵と乳に関しては実際に食べてみて症状が出てみないと分からないとのことでした。なので、ひとまずごく少量から普通に離乳食をすすめてみて、反応があったらまた来てくださいと言われました。

小麦にに関しては、1歳半までいったん除去しましょうとのことでした。

 

アレルギーはどうして起きたのか?

息子が離乳食を始める前、乳児湿疹があまりにひどかったので小児科の先生に質問をしたことがあります。

 

「先生、この子は乳児湿疹がかなりひどいので、アレルギー体質なのではないかと心配しています。アレルギー発症のリスクを減らすために、離乳食をすすめる上で気を付ける点はありますか?」

 

先生の回答は次の通りでした。

「最新の研究では、離乳食を遅らせたからと言ってアレルギーを未然に防ぐことはできないと言われています。なので一般的な離乳食の進め方通りに進めてかまいません。」

 

 私個人的には、アレルギーを心配していた卵や乳製品は少し遅めにはじめようかと思っていたのですが、こういわれたので、素直に従うことにしました。

 

そして、あまり意識していなかった小麦に出たのです。

思い当たること

意識していなかったとはいえ、小麦アレルギーを発症したという事実を目の当たりにして、すべては私の責任だとは思わずにはいられませんでした。

 

というのも、私は大のパン好きで、次女を産んで依頼更にパン欲が高まり、自分でも頻繁にパンを焼いたりして毎日毎日たくさんのパンを食べていました。

それは息子を妊娠中、出産してからも続いていました。

 

もちろん遺伝子的なアレルギー体質もあるとは思いますが、母体(母乳)のなかのアレルゲン物質の量は関係していたのではないかと感じ、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

克服方法

小麦

 1歳半になり、改めて受診。小麦は完全除去していましたが、卵、チーズ、バターは少量ずつであれば問題なく食べれていたので主に治療は小麦のみでした。

 

まず治療の最初は、「クラッカー」でスタートしました。

クッキーやビスケットでもOKと言われましたが、甘みの少ないクラッカーで進めることにしました。

ごく少量(小指の爪程度)から始めて、何も反応がなければ次は少し量を増やして与える、というのを週3日のペースで繰り返し、1か月後にどこまで進めたか報告するという方法。もちろん、進めていく途中で反応がでればそこでストップになります。

結果は・・・

クラッカー1袋食べても何も出ませんでした✨

そしてクラッカーの次はハンバーグにつなぎとして混ぜるパン粉で、これもクリア

(これは大量にハンバーグを作って冷凍して対応)

最後に食パンで、これもクリア◎

 

ということで、2歳になる前に小麦製品は普通に食べれる状態になりました。

 

乳製品・卵はというと・・?

卵、チーズ、バターは特に治療はせずに問題なく食べれるようになりました。

ただ、牛乳はまだ口の周りが赤くなってしまいます。水牛の乳から作られているモッツァレラチーズに関しては、微量でも真っ赤になってしまいダメでした。

ただ、乳に関しては治療するほどではないそうなので、すこしずつ成長とともに経過をみながらゆっくり与えていくつもりです。

栄養面で工夫していたこと

小麦の除去中の主食は米や芋で対応していましたが、

卵と乳製品に関しては代替えで栄養を補える食材に気をつけていました。

特にカルシウムの摂取で積極的に取り入れていたのは

しらす

・煮干し

・桜エビ

・ひじき

・青のり

・小松菜

・大豆製品

などです。

一応いまのところ身長も体重も成長曲線のだいたい平均あたりを進んでいるので、

極端に栄養が偏るようなことはなかったかなと思っています。

最後に

これから妊娠、出産を予定されているお母さん方に私個人としてお伝えしたいことは、

母親の食生活が全てではないが、影響を及ぼす可能性は否定できないということです。

 

私が聞いた医師は、「関係ない」と仰っていましたが、色々な方のブログや文献をみると、妊娠中のアレルゲン物質の過剰摂取への危険性を指摘されている専門家の方は確かにいらっしゃいます。

 

もちろん、毎日パンを食べていても全くアレルギーのないお子さんが産まれるケースも沢山あると思います。逆にすっごく気を付けてアレルゲンとなる食材を避けていても、子供がアレルギーを発症してしまう場合もあると思います。

アレルギーが実際に出るか出ないかは、

本人の生まれ持った体質や、家庭環境、化学物質、心因性ストレスなどその他のあらゆる因子と総合に影響しあっていて、そのひとつとして妊娠中の母親の食生活も含まれているのではないかなと個人的には考えています。 

ただ、私のように極端に偏った食生活を送っていて、子どもにアレルギーが出てしまった場合、もし私がもう少し違う生活をしていれば何か変わっていいたかもしれない、と後悔の気持ちを感じてしまうかもしれません。

 

気にしすぎる必要はありませんが、できる範囲でバランスのとれた食事を摂っていれば、自分の中でも納得できるのかなあと思います。

 

そして、もし我が子がアレルギーを発症してしまっても、落ち込みすぎないで頂きたいです。アレルギー治療は日々進歩していますし、大人になってもアレルギーが残るケースは少ないそうです。もし残ってしまったとしても、人より大変な部分もあるかと思いますが、代替え食品もどんどん進化を遂げてきています。

幼稚園や学校の給食でもアレルギー対応食が準備されていますし、アレルゲン食材不使用の商品もたくさん店頭に並んでいます。

 

アレルギーは、それが治るとしても治らないとしても、家族や周りのひとたちと一緒に、すこしずつ色んな意味で“克服”できると信じてします。

 

素人の個人的見解が含まれた偏りのある内容になってはしまいましたが、 

本日も最後までお読みくださりありがとうございました🙇

 

 

 

さとふる